娘に譲った、青い CB400F 。

パパから貰ったCB400F 、「ずっと、大切に取っておく、、」と言っていたのに、、、

今、、売りに出されています、、、バタリ、、

何やら、先日娘との世間話で、、、

「日本のバイクで、スーパーカブというのを知っているか？
　今までに一番売れた、日本のスーパーバイクなんだぞ！
　燃費だって、１リットル100キロメートルも走るすごいやつなんだ！」

すると、娘は早速 Youtube でスーパーカブをリサーチ！

「あ〜かわいい！　これほしい！」、、、

僕にすると、新聞配達の人が使っている、すこし　ダサ系 のオートバイ、、、
最近の若者の、感覚が今ひとつわからん、、、

でも最近のモデルを見てみると、赤白のカラーコンビネーション。
なかなかいいかも、、、。

と、色々と見ているうちに、、、

今度は　娘がスーパーカブのオフロード仕様を発見！

娘：「これ買う！」、、、

私：「決めるの早」、、、

ということで、私の憧れた あの幻の　CB400F　をいとも簡単に、、、

ま、娘へ渡した後は、売ろうが焼こうが、本人の自由、、、（少しさみしいけど）、、

早速、買いたい数名から連絡が、、、

一人目は、よくある ”詐欺職” の方からの連絡、、、
「今、仕事で船に乗っているので、おじのうちのガラージへ持ってきて、、」
「お金はチェックで送ります〜」、、といった感じで、、
ここアメリカではよくあるパターンです、、、ばか！

そいつは無視して、、、

次にかかってきたのは、オレゴンに住む、私と同じ年の男性、、。

子供の頃に乗っていて、、、
また懐かしくなって、手に入れたい、、、と。

日本とアメリカ、、場所は違っても、、、

青春時代を思い出して、また乗りたくなるんだな〜、、、
なんだか自分と重なって、、、

そんな人へなら、僕の思入れのバイク、、

娘が譲っても、、いい、、、と思えてきました。

最近アメリカでも（きっと日本も）、旧車ブームで、、、
50〜70年代のクラシックカーが、すごい人気です。

青春を共に過ごした愛車、、、
結婚して、、子供が出来て、、、
金銭的な問題から、、、手放します、、、

それから、数十年、、、
娘や息子も大きくなって、自分の家庭をもって、、、
孫を連れて、実家へ遊びに来るまでに、時は流れて、、、

今日はお父さん65歳の誕生日。
家族みんなが集まりました、、、

バースディーの歌を合唱して、、、
「お父さん、ありがとう、そしてお誕生日おめでとう！」
家族みんなから、愛の添え書きがされた、お誕生日カード、、、

カードを開くと、、、

若き頃の（奥さんと）二人、愛車の前で写した1枚の白黒写真が、、、。

「お父さん、ガラージへ行こう！」
子どもたちが父親を連れて外へ出ます、、、

ガラージのドアが開いて、、、

そこには、若き頃、生活苦で手放してしまった　ムスタングが、、、！

「お父さん！　私達のために、大好きな車を売って、、、
　そして、大切なものを失いながらも、、
　私達へ深い愛情を持って育ててくれて、、ありがとう！」

なんと、子どもたちは、昔に父親が乗っていた　ムスタングを探し出して
お父さんへのお返しとして、買い戻したのです、、、。

最近アメリカでよくある、感動の実話です。

なんか、こういうのいいですね、、、

たかが車、、、されど車、、、

眩しく光り輝いた、青春時代、、、

あのときのようにドキドキ、、、きらきらしたい、、

皆、思うことは同じなんですね、、、。